ネパールスタディツアー 2015

ともでは、以下2種類のネパールスタディツアーを実施します。


農村開発ファシリテーターとして有名なカマル・フヤルさんに最初の2泊3日入っていただき、学びを深めるためのワークショップ並びに村での交流会・ホームステイを行います。また、フェアトレード工場&生産現場訪問、カースト差別、資本主義化&都市化の光と影などを体感し、これからの社会のあり方、生き方を探求します。
ご関心をお持ちの方は事務局までメールでお問い合わせください。


とも企画ネパールスタディツアーの特徴

1) If  I  hear  it,  I  will _______  it.
2) If  I  see  it,  I  will _____  it.
3) If  I  do  it,  I  will _____  it.
4) If  I  _____  it,  I  will  use  it.


これは、開発ワーカーのワークショップなどで紹介されるものです。
人間、聞いただけじゃあすぐに○○。自分の目で見れば、○○できる。実際にやってみれば、もっとよく○○できる。1)~3)の答えは、1) forget, 2) remember, 3) understand
4)は、前半の単語が隠されています。一体どうすれば、「私はそれを使っていこう」、「よし、それで生きていこう!」と心から思えるのでしょうか。この、4)の答えとされているものこそ、とも企画ネパールスタディツアーにおいて、最大に重んじるものであり、特徴です。

ヒマラヤの見える農村の暮らし、今も残るカースト(職業や民族による身分制度)差別、そこから立ち上がり行動する人々、フェアトレード、「開発」の波が押し寄せた結果起こった新しい問題など、ネパールの今を体で感じ、自分・他者・自然との対話を繰り返し、よりよき価値を創造する切っ掛けを見つけに行きませんか。

参考旅程(最終決定ではありません)

1
 26日
22:00 関西国際空港集合
2  27日
12:45 カトマンドゥ(KTM)着.民族衣装購入.ワークショップ
3  28日
(1) ドゥリケルもしくはナガルコットへ
カマル・フヤル氏のワークショップ
バザール訪問・トランセクトウォーク
4  29日
(4)タマン族の村へ.ホームステイ
マイクロファイナンスグループとの交流会,青年会との交流会,ワークショップ
5  30日
トランセクトウォーク,ワークショップなど
午後、KTMへ
6
 31日
(2)Shakti(人身売買廃絶に取り組むNGO)訪問
(7)ACP(フェアトレードNGO)本部ならびに生産者訪問
振り返り 
7  1日
(6)FEDO(不可触民女性支援NGO)本部訪問、活動村へ.
ホームステイ
8  2日
農作業、水汲み等体験
午後、FEDOオフィスへ.振り返り
9  3日
買い物、観光等.(オプション:マウンテンフライト)
11:00 空港へ.バンコクにて、最後の振り返り
 10 4日  早朝帰国

(1) ナガルコット/ドゥリケル
ヒマラヤ景勝地として知られる。美しい冬のヒマラヤ山脈からの日の出は、生涯忘れることはできないでしょう。右は、眼下に雲海が広がる中での日の出。また、夕方、雲が中腹にかかると、まさに天空に浮かぶ城です。美しい農村をまず訪れ、村を散策したり、村人と話したりする中で、ヒマラヤの国ネパールを体感します。

(2) Shakti
ネパールからは一年に7000人とも1万人とも言われる女性がインドなどへ売られています。インド国境ではNGOが常時 監視に当たっており、そこで保護される人も1000人を超えます。人身売買の廃絶運動、被害者の保護、リハビリに当たるNGOであるシャクティ(Shakti.ネパール語で「力」を意味)を訪問します。

(3) CWIN
ストリートチルドレンの保護、教育、子どもの権利の向上などに取り組むNGOであるCWINを訪問し、保護施設で生活する子どもたちと交流します。

(4) タマン民族の村
ネパールにはたくさんの民族が暮らしており、それぞれが独自の文化を保持しています。カトマンドゥから車で2時間ほどのタマン族の村を訪れ、青年会との交流会、学校訪問、NGO活動見学、ホームステイ、文化交流会、ワークショップ、マイクロファイナンス女性グループとの交流会などを行います。
マイクロファイナンス活動とは・・・村の人びと、特に女性がグループを結成し、毎月少しずつグループとして貯蓄を行い、そのお金で畜産や農業を行うことで収 入を得るという活動をしたり、緊急時に、高利貸しに頼らなくても済むようにした経済自立を目指す活動。この活動をバングラディシュで開始したユヌス氏はノーベル賞を受賞しま した。ネパールでも多くの村で行われています。貯蓄グループと対話し、村の女性がともに行うことのできること、エンパワーメント、現状と課題を学びます。

(5) 国立トリブバン大学日本語研究科
ネパールには、国立トリブバン大学の語学キャンパスや私立の語学学校など、日本語を学べる場所がたくさんあり、一度も日本を訪れたことがないにもかかわらず、多くの日本人が知らない日本の文化を勉強しておられる学生・教員がおられます。今回は、国立大学で日本語を学ぶ学生・教員と交流会を行います。

(6) FEDO (Feminist Dalit Organization)
ネパールにはカースト制度があります。法的には廃止されたものの、特に農村では今日も最下層に位置する不可触民カースト(ダリットと呼ばれる)に対する差別は色濃く残っています。また、男性優位社会でもあるため、ネパールのダリット女性を取り巻く環境は厳しいものがあります。つい数年前まで、女性の方が平均寿命が短い稀な国でした。このことからも、如何に過酷な状況が続いてきたのかが分かります。今回は、ダリットの女性によって設立されたNGOであるFEDOの本部、活動地を訪れ、ネパールのカーストの歴史、解放運動の現状、課題、そして、それを通して日本の差別についても考えます。

(7) ACP (Association for Craft Producers)
『バナナと日本人』『ブランドなんかいらない』などに赤裸々に描かれているように、日本が輸入する製品、農作物の生産現 場では、悲惨な搾取が行われています。より公正な貿易を目指し、フェアトレードの開発現場、生産現場から学びます。今回は、ネパールで一番大きいフェアト レードNGOであるACPの本部と生産現場を訪問する予定です。

(8) ジャングルサファリ (チトワン郡)
象やボートに乗ってジャングルの中を歩き、野生動物や自然を見ます。鹿、孔雀、ワニ、猿、サイ、時には虎にも出会えます。2泊3日で約3万円かかります。(交通費、宿泊費、サファリ代などの合計)

(9) 西ネパール (バルディア郡、カイラリ郡など)
・元債務奴隷(カマイヤと呼ばれる)だった人々の居住地を訪れ、歴史、解放運動、課題を学ぶ。
・ジャングルサファリ。(8)よりも観光客が少ないため、動物が多いと言われている。
空路で往復約3万円かかります。

なお、ネパールの政治情勢、天候、その他の事情により、スタディツアー開始後にプログラムを変更せざるをえない場合があります。安全、健康より大切なものはありません。なにとぞ、ご理解とご協力をお願いいたします。
現地では、現地旅行代理店社長(車両担当)、弁護士(通訳担当)、写真家(通訳・記録担当)、日本への留学経験者などがボランティアで同行してくださる予定です。

参加費

(予定)学生:19万円、一般:21万円
上記参加費以外に自己負担となるのは、燃油サーチャージ等諸税、旅行保険代(こちらから案内を送ります。全員、同一の保険に加入します。4000円前後)、ビザ代(25ドル。ネパール入国時に空港で取得)、水以外の飲み物代、自由時間の費用(移動費、食費)、買い物代などです。民族衣装代を合わせても、買い物で1万円を使われる方は稀です。
ビザ
はネパールの空港(トリブバン国際空港:TIA)にて15日ビザを25ドルで取得します。パスポートサイズの写真を2枚ご持参ください。

申し込み期限

・(未定)

納入期限期限

期限内に参加費をお振り込みください。燃油サーチャージ等諸税・旅行保険代は出国までにお振り込み、もしくは、空港集合時に直接お渡しください。すべての費用を一括して最初に振り込んでくださってもOKです。また、給料日の都合で上記期限に間に合わない場合は、予めご相談ください。柔軟に対応いたします。

事前学習会

とも事務局(京都山科.最寄駅は地下鉄東西線東野駅)もしくは梅田、新大阪の施設
参加者のみなさんが集まりやすい場所で開催します。

申し込み方法

ご希望の方は、下記の4点を記し、とも事務局までメールでお願いします。上記申し込み期限内のキャンセルは問題ありません。

① 名前(パスポートに記載されているアルファベットも)
② 性別
③ 生年月日
④ 連絡先(可能な限り、添付ファイル受信可能なアドレスを)


①~③は航空チケット予約のために必須です。いただいた個人情報は本スタディツアーの目的の範囲内で取り扱います。また、ご本人様の同意がある場合または正当な理由がある場合を除き、第三者に開示または提供いたしません。

その他、質問がございましたら、お気軽にお尋ねください。



info@tomonowa.X
X net に置き換えてください。迷惑メール対策です。


ネパールスタディツアー

企画: とも 


ともでは、大学、ゼミ、自主団体などのネパールスタディツアーの企画、同行、通訳や宿泊施設の手配などを承っております。チケット等の手配は、日本国の法律に則り、旅行代理店が行います。
詳細は、とも事務局までお問い合わせください。

費用概要

(1)現地での費用+(2)航空運賃+(3)諸税等
となります。

(1)現地での費用
内訳:全員での移動費、食事代、水代、宿泊費、施設使用料、訪問先への謝礼、同行ボランティアへの謝礼などです。経験的には、1人1日1万円です。

(2)航空運賃:約10~15万円
日本の空港-ネパール・トリブバン国際空港の往復航空券。航空会社、季節により変動します。

(3)諸税等:約数万円
燃油サーチャージ、空港利用税、航空保険料。燃油サーチャージは石油価格に合わせ、常時変動します。

上記以外に参加者自己負担
となるのは、旅行保険代(こちらから案内を送ります)、ビザ代(25ドル.入国時に空港で取得します)、水以外の飲み物代、自由時間の費用(移動費、食費)、買い物代などです。


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