[戻る]

農村開発研究科(Central Department of Rural Development)とは、農村開発ファシリテーターを養成する研究科。農法を学ぶわけではありません。経済学系の学士であれば入学に当たって試験や審査などはありません。学んでいた日本人は、その後、JICA、JOCV、NGOなど。

場所: キルティプール
行き方: カトマンドゥ中心部プラノ・バスパークからキルティプール行きバスで約30分。パタンのラガンケルからも出ています。
注意: バスは、まずキルティプールキャンパスのCentral Office近くの門(TU Gate)で停車しますが、そこでは降りません。その後、バスは右折して坂を登りはじめます。しばくすると右側に門が見えますので、そこで降ります。バス停名はティンクネ。
サネパなどからなら自転車で十分通える距離です。ただし、TU Gateから5分間坂道を登らないといけません。いい運動^^;;


授業内容


毎日授業があります。休みは土曜のみ。
授業時間は早朝クラスが6:30-10:30、昼クラスが11:00-16:30。仕事を抱えている人も多いため、このようなシステムなのでしょうか。どっちに参加してもよい。アサインメント(中間)と試験、論文審査さえクリアすれば、授業への出席率は問われない。だから、フィールドへ行ったり、NGO活動したり、一時帰国したり^^;; しながら学べます。

講義は英語とネパール語。最初は英語で講義してくれていた先生も、徐々にネパール語に。最も人気のある教授(日本人の論文もこの教授が担当してくれる)はほぼ英語で話してくださる。ただし、生徒はネパール語で質問する。

試験の記述は、ネパール語でも英語でもよい。日本語は不可。

科目
1年目:Research Methdology, Development and Planning, Policy and Strategy, Statistics, Sociology, Anthropology, State and Development, Rural Urban Linkage
2年目:Political Economy, Sustainable Development, Tourism, Community Development, Natural Resource Management
(注意)人類学、社会学とも、RDに関するもの。科目は多いが内容的に重複する部分が多い。開発学系の学部卒の人には暇な授業も多いかも。時に高校生かぃ!と思うものもあり。ただし!試験には日本人に驚きの膨大な暗記を求められる。


時期

上の写真の建物の裏にある、農村開発研究科の事務所(RD事務所)にお尋ねください。
2月中旬ころ開始予定(ただし、政治情勢などによる)。
入学手続き受付期間は12月中旬頃。新聞に掲載される。


渡航前に

ネパールに渡る前に日本で用意しておくべきもの。
(1) 学士証明書(英語)
(2) US$3,000
(3) 証明写真(入国時に空港で1枚必要。入国後は安価で作れる)


入学手続き

(1) 振込み用紙入手
農村開発研究科の事務所(Central Department of Rural Development: 以下RD事務所)へ行き、振込み用紙を入手する。事務員ティナさん(2008年3月現在)に頼めば必要事項を記入してもらえる。

(2) 振込み
キャンパス内にあるNabil銀行(Central Office近く。RD事務所から徒歩5分)に1年分の学費を振り込む。学費はRD事務所にお問い合わせください。2008年は300ドルの見込みです。ドルで言われるが、振込みは相当額のネパールルピーで。その日の相場で銀行員計算してくれる。領収書を受け取る。銀行は10~14時しか開いていない。当然の如く、遅く開いて早く閉まる。RD事務所にその領収書を提出し、学費納入証明書を受け取る(学生ビザ取得に必要)。

(3) 願書記入
入学願書を受け取る。ネパール語が読めない場合は、事務員が付いて説明してくれるはず。パスポートサイズの写真、2cm×2cmの証明写真、英語の学士証明書が必要。学士証明書は原本を提示した上で、コピーのみ提出。経済系の学士証明書がある場合は試験はない。経済系以外の場合は不明。事務員はあると言っていた。

以上、入学手続き終了^^;; 次はいつ来ればよいかを聞いておく。

(4) 学生証
言われた日に行き、学生証を受け取る。授業開始日を聞いておく。その日を待つ^^ ティナさんに頼んでおけば、授業開始日を電話で教えてくれる。私の場合、学生側と学校側の紛争のため、授業開始はひと月以上延びた・・・ 紛争は、相変わらず投石。中央事務局(Central Office)の前面ガラス、ほとんど割られていた。学生の皆さん、己のキャンパスやで・・・


学生ビザへの切り替え

申請から入手まで、半月ぐらぃかかる。

(1) Central Officeにて申請
Central Officeへ行き、コイララ氏(2009年3月現在)に会い、申請の説明を受け、書類を入手する。彼は日本語が少しできる親日派。
提出書類
・BIODATA ・・・Central Officeでコイララ氏から入手。パスポートサイズの写真が1枚必要。人格欄は空白のままで。記入後、左下の署名欄と写真上の2箇所にRDのチーフの署名並びにRDの捺印が必要。RD事務所でしてもらう。
・Recommendation Letter ・・・ CDRDで事務員に書いてもらう。パスポート番号、ビザ有効期限日が必要。
・US$3,000の残高証明書 ・・・ 銀行で入手
・No Objection Letter ・・・ 日本大使館で申請、翌日入手
・学費納入証明書のコピー
・学生カード(両面)のコピー
・パスポートと最新ビザのコピー
以上をCentral Officeのコイララ氏に提出する。

(2) 教育省にて許可証入手
①を完了して約1週間後、教育省(王宮博物館の西。タメルチョークから東に行き、カンティパトとの交差点、北西側)へ行き、ビザ許可証のような手紙を受け取る。受け取る場所は、交差点の門から入り、直進。もう一つ、警備員のいる門(のようなもの)を越えると左手奥にある建物。玄関は右の方にある。玄関入って右へ行き、階段を2階へ登り、再び右へ。敷居を越えた最初の部屋。キルティプールキャンパスの学生というと、分かってもらえるはず。手紙を受け取り、署名するだけ。終了。

(3) 入国管理局にて申請
入国管理局(Immigration Office)にて申請する。
提出書類は以下。
・学生ビザ申請書 申請書は入国管理局学生ビザ窓口で入手。提出はオリジナルとコピー数枚。提出枚数は人による。謎。オリジナルは必ず提出しなければならない。パスポートサイズの写真をコピー分にも貼る。
・ドル口座預金残高証明書 Statement of Account)(3000$以上の残高が必要。証明書はその月のものでなければならない、かもしれない。コピー不可、原本提出、かもしれない。人による。謎。
・パスポートと最新ビザのコピー
・ビザ代 月額50$の1年分+シングルの場合25ドル、マルチの場合60ドル。相当額のネパールルピーも可能。日本に一時帰国する人はMultiple Entry Visaに○を。
申請2時間後、もしくは翌日に受け取れる。マルチを申請した場合、ビザに"Multiple Entry"とあるか確認を。


お問い合わせ

ネパール留学に関する質問は、とも事務局なかじぃまで。
nakajiXml@hotmail.com
Xを数字の21に置き換えてくださぃ。迷惑メール対策です。

これまでに、何十人もの方々のお問い合わせがありました。
ネパール留学は、手続きが面倒であったり、トラブルに巻き込まれたりと、苦労続き。お気軽にお問い合わせください。

[戻る]